2014年7月15日火曜日

5千年の時空を超えて

先日瞑想会は「イントーン・ア・サウンド」という瞑想でした。
前回のブログで紹介したものです。

約5千年程昔インドでシバ神が愛人へ贈った瞑想メソッドの一つで、今まで何度も試みてきましたが、先日は何かが少し違っていました。

瞑想終了後暫く横になり寛いでいる時、あたかもシバが指示している何か一瞥を今体験しているという感覚が訪れ、その瞬間5千年の時空を超えて何かが蘇るのを感じました。

マインドゲームと言われればそうかもしれませんが、瞑想におけるメソッドの奥深い意味を知ることになった気がしています。

たとえどれだけ時空が離れていたとしても メソッドは正しい準備が整った瞬間に蘇るものなのだということの一端を教えられました。

シバの教えも、仏陀の教えも、和尚の教えも、全てのマスターの教えも、やはり私たちにかかっているのですね。

それにしても5千年もの彼方の教えが・・・シバが愛人に贈り・・・アメリカ人禅研究家がその埋もれていた記録に出会い・・・・和尚がその真意を説き・・・今、一瞬とはいえリアリティとして蘇るなんて・・・生は神秘そのものです。


興味がある方は
秘法集「ヴィギャン・バイラブ・タントラ」
(株)市民出版社
Eーmail Address is : info@shimin.com


















2014年7月11日金曜日

イントーン・ア・サウンド瞑想

これはオームという音を使う詠唱瞑想(同じ音を繰り返し唱える)です。

この瞑想は今から約5千年ほど昔に書かれたインドの瞑想の書 ヴィギャン・バイラブ・タントラの中に眠っていたものです。

5千年前といえば日本では縄文式文化の時代です。その同時期にインドでは内なる探求が育まれており、多くの洞察、技法が生まれていたとは、ただただ驚くばかりです。

さてその書では、この技法のことを 「ある音をゆっくり唱える「オーム」と。音が遍く満ち渡るとき、あなたもそうなる」 とだけ記しています。

これだけで我々現在人が読み取り理解するには、はなはだ困難ですが、1960年代にインド人神秘家 「和尚」 によってこの記録全体の真の意味が読み解かれ、5千年の時空を超えてこれらの教えが現代に蘇りました。

瞑想ではオームの詠唱を通じて、習慣的に外へ向けられている私たちの意識を徐々に内側へ向けていきます。それは気づけば深淵なる滝つぼへ向かって流れる水のようなもので、私たちのエネルギーは未知なる崩落へと導かれていきます。

そして私たちが私と思い込んでいたもの全てが消え去る時・・・・・何かが・・・。

とてもソフトな技法ですが、瞑想を始めたばかりの方も、熟練者の方にも、誰にでもお勧めでる本格的な瞑想法の一つです。


















瞑想への誘い

オーシャン瞑想会の詳細










2014年7月8日火曜日

私であること
私といること
私を感じること
私を愛すること
私に聞くこと
私に触れること
私に寛ぐこと
私を理解すること

そして私を忘れること

















オーシャン瞑想会のご案内

2014年7月3日木曜日

マハムドラー瞑想

マハムドラー瞑想は古い瞑想技法のひとつでありラティハンを伴う瞑想です。
(ラティハンとは何もせずリラックスして立ち、ただ神が訪れるのを待つという意味)

このラティハンを通じて人はゆっくりとこの宇宙に、存在に対して開いていくことで、同時にゆっくりと全体にチューニングが合っていきます。

私はこの「何もしない体験」そのものは人が経験しうる最も美しい出来事の一つではないかと思う。

やがて存在と波長が合い、自身を失い、一つの空の器になってきたら次の祈りのステージへと移り、存在という大海の一つの波として溶けていきます。

とても微細な瞑想技法で、初めての方は少し戸惑いを感じるかもしれませんが少しづつ体験を重ねるうちに自身の無限性を内側から知ることになるでしょう。

また思いもよらない寛ぎに出会うことにもなるでしょう。

うそだと思ったら試してみて下さい(笑)!


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ある日あなたは自分がいないのを感じるだろう
ただエネルギーが宇宙と脈動しているだけだ
そこには誰もいない
さしもの自我も完全に無くなってしまう
やり手はいない
宇宙があり、あなたがいる
海といっしょに脈動する波……

それがマハムドラーだ
それは最終的なオーガズムであり
可能な限り、最も至福に満ちた意識の状態だ

和尚
『存在の詩』 より引用
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